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グルメは人間だけが行える高度な文化、だからこそ

食事というのは何のためにあるものでしょうか。
そう問われれば「生きるため」という答えが返ってくるのではないでしょうか。
しかし「料理(調理の意味ではなく)とは何のためにあるか」と問えばどうでしょう。
「満足感を得るため」「楽しむため」といった答えが返ってくるでしょうね。

料理とはそもそも食材を食べやすくするための技術です。
それが享楽と結びつくというのも、無理からぬ話なのでしょう。
そうして生まれてきたのが美食家──グルメと呼ばれる人たちです。
グルメとはフランス語で「食通」のことで、本来は料理の味や知識に詳しい人のことを言います。
しかし通常は先に美食家と書いたように、料理の味に享楽を求める人たちを指して用いられる言葉です。

料理は人間だけが為しえる文化ですから、その文化について深い造詣を持つグルメは人間の文化の象徴とも言えるのかもしれません。
しかしそんなグルメで目立つ行為といえば、高い食材を漁り大衆食を罵るといった行為です。
そのようなグルメばかりではないのでしょうが、声の大きな人が目立つというのはどうしても仕方のないことなのかもしれません。

繰り返しますが、料理は人間だけが持つ高度な文化です。
だから崇高であるなどとは言いませんが、しかし人間らしく文化的に振る舞うことこそが、グルメに求められることではないでしょうか。
ただ楽しければ良いというのではなく、楽しむなら楽しむなりの最低限の節度というものを、是非とも守っていただきたいものです。

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